骨折

骨折とは名前の通り骨が折れた状態です。
外力が加わり完全にポッキリと折れたり、砕けてしまった状態をイメージする方も多いかもしれませんが、ヒビが入ってしまったり、骨の一部が欠けてしまう、陥没した場合も骨折に含まれます。
骨折は老若男女問わず起こりうる疾患です。
健康な骨は余程大きな力が加わらない限り骨折する可能性は低いですが、骨全体が弱っていたり、一部が溶けてしまっている高齢者の場合は「病的骨折」と言い、弱い力でも骨折してしまいます。
ですが「疲労骨折」と言い、健康な骨でも同じ場所に継続して不可が加わり続けると骨折してしまう場合もあるので注意が必要です。
また、骨自体には痛みを感知する神経がなく、骨の周りを覆う骨膜に痛みのセンサーが高密度に分布しているため折れた時に痛みますが、折れ方の程度や場所によっては痛みをあまり感じないこともあるなど、骨折に気づかないほどの小さいヒビから命に関わる重症の骨折まで幅は広く状態によって改善の仕方が変化してきます。
改善の方法には、外科手術、薬の服用による内科治療、リハビリによる機能改善、痛みの改善等が挙げられます。
一例としましては、痛みの生じない範囲で関節をゆっくりと動かす「関節可動域練習」や骨折部位を動かさない期間に低下してしまった筋力をリハビリ担当者と共に改善し、鍛えていく「筋力強化練習」などがあります。