脳卒中(脳梗塞・脳出血)の後遺症

脳卒中(脳梗塞・脳出血)の後遺症

脳卒中(脳梗塞・脳出血)が発症すると身体の司令塔である脳に大きなダメージが残ってしまうため、体の麻痺や感覚の障がい、さらには脳への障がいが残る可能性も高いです。
症状によっては日常生活に影響が出てしまうこともあります。

まずは身体への麻痺症状が挙げられます。
手足の細かい動きが難しいなど軽度のものから、口や舌の動きがスムーズに行えず、食事がうまくできなくなったり、食物が詰まりやすくなってしまったり、体のバランスが取りにくくなり、フラフラしてしまうなど、めまいが残ったり、トイレに間に合わない、トイレへ行く間隔が短くなるなど排尿をコントロールする神経回路に不具合が生じ、尿意が我慢できず失禁してしまうなど排尿障害が起きる場合もあります。

運動麻痺

身体が思うように動かなくなり、主に体の左右どちらかに起こることから「片麻痺」とも呼ばれています。
これは脳の運動神経が深部の「脳幹」という場所で左右に交差しており、脳障害が起きた反対側に症状が起こるためです。
麻痺が起きた側の身体には、触れた時の感覚が分かりづらくなり、温かさや冷たさ、痛覚や触れた感覚が鈍くなったり、逆に強く痛みを感じてしまう「痛覚過敏」などの「感覚麻痺」も症状として挙げられます。

高次機能障害

呂律の回りにくさで思った通り話せなくなってしまう「構音障害」から、脳の学習に関する場所に損傷が起き、言葉を理解することが難しくなることや、読み書きができなくなってしまう「失語症」や視覚には問題がなくても物が認識できなくなる「失認」や普段使用している物の使いかたや衣服の着方がわからなくなる「失行」などの症状も起こることがあります。

うつ・認知症

脳卒中(脳梗塞・脳出血)は、脳の認知機能を司る部位が障がいされるため認知症との関わりも深く、自発性や意欲の低下、感情のコントロールが難しくなり、気分の落ち込み、感情の高まりなどうつ症状も発症させる場合があります。