5分で読める!自費リハビリとは? メリット・デメリットについて

自費リハビリとは?

自費リハビリとは、医療保険や介護保険を用いないリハビリの総称です。

日本の医療は国民皆保険制度により、誰でも必要な医療サービスを少ない費用負担で受けることができます。

ただし近年では高齢化率の上昇により医療費が増大し、医療保険制度の財政状況がひっ迫しています。そのため日本におけるリハビリを取り巻く状況にも様々な影響があり、2006年の診療報酬改定により、リハビリ日数に制限(脳血管疾患は180日まで、運動器疾患は150日まで)が設けられるようになりました。この改定によって適切な時期にリハビリを受けることができない所謂「リハビリ難民」が生まれたと言われています。

制度の改革は医療保険分野だけに留まらず、介護保険分野にも及ぼうとしています。

2021年の介護報酬改定により、要支援者(要支援1・2)への訪問看護からのリハビリにおいては、1日2回を超えての実施や12か月を超える長期の利用に関しては大幅な減算が行われました。将来的にも少子高齢化に歯止めはかからず、この状況はこれからもますます進むと考えられます。

そんな状況のなか、保険診療に変わる選択肢として、期間や疾患などに左右されない自費リハビリ施設が設立されるようになりました。ハレアスは2020年に千葉県松戸市に開設し、現在4年目を迎えております。

「医療」「介護」に次ぐ第3の選択肢として「自費」リハビリのご利用をご検討いただければと思います。


自費リハビリのメリットとデメリットについて

【メリット① 時間的な制約がない】

医療保険でリハビリを受ける場合、『算定期限』というリハビリを受けることができる期間が設定されています。脳卒中の場合は最長で発症から180日以内と定められています。入院された場合、「自宅に帰ること」を主目的とするため、個別のご希望に沿ったリハビリを受けにくいというデメリットがあります。

介護保険のリハビリでは、期間の制限はありませんが、個別リハビリに時間の制限があります。訪問リハビリは週に最大120分までと定められています。介護保険は元来65歳以上の高齢者を対象としているため、現状の機能や能力を維持することが目標になりやすく、集団での体操や認知機能の予防などが中心となっております。十分な個別リハビリを受けにくい構造となっており、身体機能も緩やかに下降していく方が大半となっております。

自費リハビリの場合、対象者の年齢や期限、頻度などの制約はありません。自費リハビリに通われる方の目標はおひとりおひとり異なります。

「野菜を切る時に麻痺側の手で押さえられるようになりたい。」という方から、

「ハイヒールを履いて歩けるようになりたい」
「麻痺側の手でお茶碗を持って食事をしたい」
「成長していく我が子を高い高いしたい。」
など様々です。

自費リハビリでは、ご自身の目標に向かって納得できるまでリハビリを継続することができます。


【メリット② 担当者を選べる】

保険内のリハビリでは脳卒中後遺症に対する専門性や経験の乏しい療法士があてがわれてしまうと、釈然としないままリハビリが進んでしまい、思い描いたような回復を実現できないと、憤りや不安を抱えている方も多々おられると思います。

保険制度は、国民全員が標準的な医療を受けられる素晴らしい制度ですが、現実として、リハビリの効果は担当する療法士によって大きく異なります。

発症から6か月以降にも神経系の改善を継続させるためには、技術力や経験値の高い療法士を担当に据える事が重要です。

我々はハンドリングと呼ばれる技術を用いて、筋肉の長さや形状を整えたり、動作中に刺激を入れたり筋肉を活動させるタイミングを変えることで、その方の運動パターンの改善を呼び起こします。

効果を実感出来ないリハビリを漫然と行うよりも、毎回毎回、変化を感じられるようなリハビリを行ったほうがモチベーションも高まりやすく、効果的です。

自費リハビリでは、ご自身が選んだ療法士と希望した内容のリハビリで、2人三脚で目標に向けてリハビリを行うことができます。


【デメリット① 価格が高い】

入院によるリハビリ(脳血管疾患等リハビリテーションⅠ)の場合、60分あたりの料金は7,350円、

介護保険によるリハビリでは、訪問看護(千葉県松戸市・5級地・要介護)からの訪問リハビリの場合、60分あたり8,474円となります。

これらに対し保険制度による減免によって、自己負担の割合は1~3割程度となります。

一方で、自費リハビリは保険が適応されないため全額自己負担となり、費用面でのご負担は大きくなる傾向にあります。料金の相場は60分10,000円~20,000円となっており、施設の立地や設備、療法士の技術などによって幅があります。

料金形態としては、大きく分けて

  • 都度払い
  • 複数回をまとめた料金の支払い

の2種類がありますが、一般的には複数回をまとめたコースの方が1回あたりの料金は抑えられる傾向にあります。

保険内の療法士と比べると疾患に対する専門性が強い事が多い傾向にはありますが、「有名な施設なのに思ったより良くならなかった」、「料金が高い割には効果を実感できなかった」などのトラブルも散見されるため、体験コースが用意されている場合には、実際のリハビリの効果と共に料金形態の確認をお勧めいたします。

ハレアスでは複数回(16回、24回)をまとめたコースだけでなく、都度払いが可能なビジターコースも用意しております。また、リハビリ実施時間も90分間と60分間、訪問では40分間のコースもあり、頻度や回数などを自由に設定することが可能です。利用者様の経済状況に合わせ最適な頻度と時間を提案させて頂き、それらを加味した上でのリハビリ計画や自主トレプログラムを提供しております。



【デメリット② 医療機関との連携がとりづらい】

療法士は元来医師の指示の下、リハビリを行う職業ですが、自費リハビリの療法士は資格を有しているだけで、医師からの指示に基づいてリハビリを提供している訳ではありません。

医師の指示や情報提供の中には、脳のCTやMRI画像、安静度や内科疾患のリスクなど、リハビリを計画するにあたり非常に重要な情報が含まれています。

ハレアスでは医師の指示書やサマリー(退院時の申し送り紙)のご持参を推奨しております。様々な医療情報を確認するために書類をお持ちいただけますと、より効果的なリハビリを提供することが出来ます。

また、介護支援専門員(ケアマネジャー)や保険内の療法士と積極的にコンタクトを取り、ケアプランやご本人様の目標、お身体の状況などの情報共有に努めています。